LD児の不登校対策
— オオサキ発達ラボ【特性と発達の専門塾】 (@Osk_dev_lab) 2024年8月12日
LDっ子の不登校の予防・軽減策として、普段からラボが行っていることをまとめてみます。2024現在
①苦痛レベルの例え話
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学校!宿題!絶対!という常識に固執しないようにしたいので、アセスメントにはキャッチーな例え話をつけて共有。ラボからママへ。ママから親族や先生へ!
「大人でいうと、毎日7時間、語学学校に通う感じ。全員ペラペラで、自分だけ何を喋っているのかわからない。」
「工事現場の真横にいる感じのストレス」
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「この鉛筆の持ち方を真似して、漢字ノートに書いてみて」
普通にやって当たり前!とお子さんが言われにくいように、少しでも予防線を張っておきます。
②困りごとのヒアリングを、なるべく保護者の前で!
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板書がしんどい場合
・Aくん的には書きたい?書きたくない?
・書く場所を見つけるのが大変?
・書くことを忘れる?
・書くと疲れる?手?首?
・量が多い?
・追いつかない?
普段からの、問題発生(もやもや)から言語化までの短縮!
③本人が無意識に高すぎる目標を持っているので、修正する
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before:100点、完璧、みんなと一緒
修正後:◯◯だけ頑張る
目標通りに漢字を1文字だけ覚えて、5点取れたんだったら、105点に書き換える。
④成長を具体的に伝える。
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⑤ボリュームが多い暗記は、達成度を可視化する。
例えば、算数障害の繰り上がり苦戦の場合は、九九表のような表を作成。9+9がスッと解けるなら、そのマスを塗る。
歩みは遅くても進んでいる実感、安心してもらう
過剰に期待してガッカリするジェットコースターを減らす
⑥負担の軽減
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本人の気持ちと相談しながら、減らせる負担は極限まで減らす
269×197 → 269×7 に変更など。みんなと一緒のことができている感を出しつつ、量や質を軽減
⑦ラボに来たら、明るくなって帰ってもらう。行ったら元気になる場所になる
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ミニゲームなど、楽しんで、達成感を得て、心の栄養補給をして帰ってもらう。
(入塾生は、楽しめるゲームができるまで毎回ハラハラ…)
⑦元気がないときも行けそうな場所だと感じてもらいたい
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「先生もずっと家にいたときあるよ!もしAくんがそうなったら、めっちゃ遊ぼうね。ボードゲーム何買おうかな」
「めっちゃ疲れてない?今日はのんびりする?」
寝ているだけでできるメニューも準備
⑧無気力が見えてきたら、保護者に不登校の可能性をお伝えして、充電優先を推奨する
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まとめ
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小学生のLD児の34%が不登校というデータがあります。
そりゃそうだ。自分以外全員が仕事できる!みたいな学校環境で、心が枯れるよー!
ラボ生も、100%が不登校を経験(数日から2週間ぐらい)。伸びてきたタイミングが意外と危ない(周囲が見えてくるので)。
※厳密には、年度内に30日以上の欠席で不登校とみなされる
LD児は現在の学校システムでは不登校になるもの!と想定して、長期孤立への予防を大切にしたい。
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通常登校かどうかにかかわらず、健やかで楽しい少年時代になりますように。
以上、誰向けかわからないツリーになりました。おわり!